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3DCG業界のポートフォリオの作り方~レイアウト内容と見た目

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ポートフォリオの作り方に悩むことは素敵なことだ。

どういう風に作るかということを考えることがすごく大事だ。

そして、これほどまでに自分を表せる表現手段はないと思う。

ポートフォリオはあなたの財産になるものだから、

しっかり作った方が良い。

いいかっ!

しっかり作れよ!!

 

これは、現在大学・専門学校などで、いざポートフォリオを作ろうと思ったときに、

まずどうすりゃいいの?

という根本的な問題を解決した作り方を紹介したいと思う。

はっきり言ってこのやり方がすべてとは思っていない。

やり方はいくらでもある。

何をどうしていいかわからない人のためにアドバイスするだけ、それだけだ。

 

3DCG業界のポートフォリオの作り方

3DCG ポートフォリオ 作り方 アニメーター

 

まず、現在までに作った作品をリストアップしてほしい。

え?作品が無い?

課題とかで作った作品とかあるでしょ?それで大丈夫です。

え?それも無い?

では、作りましょう!

え?面倒くさい?

辞めちまえバカヤロー!!!!

 

デザイナーとして正攻法で入社するのならば、作品が無いとまず無理です。

どんなものでも構わないので、リストアップしておいてね!

 

リストアップしたら、自分の作品を並べてみてほしい。

動画作品はベストショットをキャプチャして1枚の画像にしてくれ。

実際並べてみると、その時の思い出に浸ってしまうんだけど、

そうじゃなくて、その中からどれで攻めるかを考えてほしい。

 

作品数が多ければ多いほどいいのは確かだけど、なんでもかんでも入れるのはスマートではない。

エントリーする会社の色によって作品も変えていく必要がある。

この業種でこの職種しか受けないという方向で行くなら、

そのまま突っ走ってもらっても構わない。

 

ただ、その中でもピックアップはしていった方が良いと思う。

こうなってくると、作品が無いという人間が不利になることはわかるだろうか?

だから、急いで作ってほしい。

急げ!

 

3DCG業界へのポートフォリオ制作は大きく2つに分けて、モデラーアニメーターになると思う。

アニメーターはデモリールと呼ばれる映像作品集を別途用意する必要がある。

今回、ここは割愛させていただこう。

ポートフォリオは、作品集と思ってもらって構わない。

それで、その作品集を入れるクリアブックを買う。

その時にリング式クリアブックの方にしてくれ。

作品を追加したり、入れ替えたりできるようにするためだ。

 

そしたら、さっき画像にした作品を印刷してそのクリアブックに入れてみよう。

簡単な話、れだけでポートフォリオは出来上がっている。

あとは、

予算と時間次第で作っていくことになる。

 

はっきり言って、予算と時間は最初に決めてほしい。

限られた中で最高のものを作り出すことがデザイナーの仕事である。

誰にも指示されずに、自分で色々と折り合いをつけていかなければならない。

しかし、ちゃんとしたベースが出来上がれば、

あとは楽になる。

 

制作期間は、多くて3か月をみてほしい。それ以上かけても全然かまわないけど、

私的には、ポートフォリオにかける時間よりも作品に時間をかけた方が良いと思っている。

早めに準備することは非常にGoodだけど、ポートフォリオのための作品作りにならないようにね!

 

予算は、出せるならいくらでも出して問題ない。

お金は強いよ。。。

費用を抑えたいなら、いろいろとアイデア勝負でスマートに節約していかなきゃだね。

1000円で作ったってやつもいれば、10万円ってやつもいる。

1000円ではさすがに難しいかもしれないけど、1万円だったらセンス次第でどうにかなったりもする。

だからまず、予算と時間を決めよう!

 

3DCG業界のポートフォリオの作り方【レイアウト】

3DCG ポートフォリオ 作り方 アニメーター

 

予算と制作期間が決まったら、早速作業に入っていきたい。

本来は、ポートフォリオのコンセプトとか決めてもらったほうが絶対いいんだけど、、、飛ばします。

 

ここからは、見せ方を考えていこう。

最初にクリアブックに入れただけでは相当味気なかったじゃないですか。

それをもっとデザインしてください。

例えば、

 

インデックス
作品①
作品②
作品③
プロフィール
作品④
作品⑤
作品⑥
メッセージ

 

のような大枠を決めたら、ページごとのレイアウトを決める。

作品数が多いのであれば、

タグをつけた方がみやすいかな?

ページを開いたときには、

左ページに作品があって右のページで説明した方がわかりやすいかな?

フォントはこれでいいか?統一感はあるか?

これを最初に持ってきた方が、インパクトあるかも?

といった、試行錯誤をしてほしい。

 

そして、それを誰かに見せてください。見せることで絶対何か間違いを犯していることに気づかされるんだよ。一番いいのは講師とか先生などがいいんじゃないかな?

見せるのはレイアウト段階のもね。

完成させたものを見せても、根本的に間違っていたら最初からやり直すことになりかねないからだよ。

今までやった作業の時間が無駄になってしまうからだよ。

がしかし、

初めてのポートフォリオ制作ではこういったことがよく起きます。

なのでそれも考慮して、制作期間は多めに見積もっておこう!

ブラッシュアップと言われ続けるのは、そういった外枠からどんどん固めてくという意味につながるんだわ。

 

3DCG業界のポートフォリオの作り方【見た目】

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レイアウトが出来れば、あとは詰めていくだけなんだけど、

ポートフォリオの場合は、見た目も気にして欲しい。

 

ここで言う見た目とは、作品をレイアウト化したものを何に入れるかということだ。

私は、クリアブックと答えたけど、果たして市販のクリアブックだけっていうのもどうなの?と思う。

人気デザイン会社などは、何百という数のポートフォリオを見ている。いや、見なくちゃならないので、見ている。

どれだけ時間をかけて作った作品も、パラパラ漫画のような選考方法をしているとこもある。あるんだわ!

 

どうして、そんな雑な扱いをされるのか?

それは、気合入っているポートフォリオは配達されてきた封筒から開けた瞬間に何これ!?という作品を作り出してくる。

これは、本屋に行って作品集の実績を見てほしいんだけど、すごいやつはすごいんだよ。

なんだよこれ。。。こんなの作れないよ。。。

まぁそう思うのも無理はない。そこは気にせず中身優先で勝負しよう!

ただ、そういった作品は中身もすごいレベルだというのも確かだ。

企業は、ポートフォリオを何百という数を見ていると言ったが、

それは同時に、同じようなものを何百も見ているのだ。

ずっと同じようなものが続けば、極端な話ダレてくる。

黒が10個続いて11個目に赤が来たら、興味を引くじゃん。そいうことだ。

なので余裕があれば、印象を残すためにも、是非外見にもこだわってもらいたい。

 

3DCG デザイナーということを忘れずに

そして、ポートフォリオは見やすさを重視した方が良い。

作品がすごいだけで許されるのはアーティストだ。

デザイナーとアーティストは全く違う。

アーティストは「俺の作品を見ろ!」ってノリでOKだけど、

デザイナーは「俺の作品を見ろ!+相手のニーズに答えるように

が大事。

見る側の気持ちに考えていかなきゃ、どっかで躓くと思う

だから、そのポートフォリオを見た時に誰が見ても理解できるような内容。

そこに、センスを加える。

ということを覚えておいてほしい。

自分では理解できるけど、相手には理解できなければ意味がないからね。

 

ざっと話したけど、ポートフォリオ一つ作るだけでも結構大変だったりします。

でも、やらなきゃなにも出来上がらないので、やってみよう!

出来上がったときは、とても達成感があるからね!(あ、でも自己満足じゃだめだよ)

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