坂元裕二脚本のドラマ作品カルテットやいつ恋のセリフ&名言が神!
2017/03/14
この記事を書いている時は『カルテット』が絶賛放送中なわけですが、
めちゃくちゃおもしろいです、このドラマ。
見どころはひとそれぞれあると思います、その中でやはり劇中の会話劇が大きな見どころと思っている視聴者は多いですね。
初回放送で唐揚げにレモンをかけるかかけないかで口論になるシーンが結構な尺を使って描写されたのを見た時に僕は、
『あーこの感じ好きだわ~』とスッっと体に馴染んだ記憶がありました。
しかもこれだけではなくて、コテージで演奏の練習をしようとするときもめちゃくちゃカット割りが多い会話が繰り広げられる。
『会話しすぎだろ!演奏しろよ!』って言いたくなるほど(てか言ってた)会話劇が多い。
ただ、そこが面白い。
これが坂元裕二脚本のドラマの大きな特徴だと言えます!!!
坂元裕二脚本ドラマのヒット作品
坂元裕二と言えば、『東京ラブストーリー』が超絶ヒットしたことで有名ですね。
当時23歳くらいの人間が社会現象を起こすドラマを作るってただただ震えます(・_・;)。
でも、今の時代だと『東京ラブストーリーってなに?』とかいうティーンもきっといると思います。
何十年前の栄光ばかり目立たせても響かない、だったら近年のヒット作って何か?
これは『最高の離婚』かなと思います。
このドラマも会話劇はめっちゃ多いですよね。多分この辺から今のカルテットのようなスタイルが形成されてたような気もします。
でも個人的には『Mother』『Woman』のちょっと重めの作品も好きなんですよね~。
東京ラブストーリーから現在のカルテットに至るまでには他にも数多くの作品を手がけています。
同・級・生(1989年、フジテレビ) – 原作:柴門ふみ
東京ラブストーリー(1991年、フジテレビ) – 原作:柴門ふみ
二十歳の約束(1992年、フジテレビ)
海が見たいと君が言って(1994年、フジテレビ)
聖夜の奇跡 第2話「聖者が街にやってくる」(1995年12月23日、フジテレビ)
翼をください!(1996年、フジテレビ)
恋愛偏差値 第3章「彼女の嫌いな彼女」(2002年、フジテレビ) – 原作:唯川恵
リモート(2002年、日本テレビ) – 原作:天樹征丸
あなたの隣に誰かいる(2003年、フジテレビ)
愛し君へ(2004年、フジテレビ) – 原作:さだまさし『解夏(げげ)』
ラストクリスマス(2004年、フジテレビ)
西遊記(2006年、フジテレビ)
トップキャスター(2006年、フジテレビ)
わたしたちの教科書(2007年、フジテレビ)
猟奇的な彼女(2008年、TBS)
太陽と海の教室(2008年、フジテレビ)
チェイス〜国税査察官〜(2010年、NHK)
Mother(2010年、日本テレビ)
世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・秋 〜人気作家競演編〜 第3話「栞の恋」(2010年、フジテレビ) – 原作:朱川湊人
さよならぼくたちのようちえん(2011年、日本テレビ)
それでも、生きてゆく(2011年、フジテレビ)
負けて、勝つ 〜戦後を創った男・吉田茂〜(2012年、NHK)
最高の離婚(2013年、フジテレビ)
最高の離婚Special 2014(2014年2月8日、フジテレビ)
Woman(2013年、日本テレビ)
モザイクジャパン(2014年、WOWOW)
おやじの背中 第2話「ウエディング・マッチ」(2014年7月20日、TBS)
問題のあるレストラン(2015年1月 – 3月、フジテレビ)
いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう(2016年1月 – 3月、フジテレビ)
カルテット(2017年、TBS)
こんなにもやっております。
実は過去の作品あんま知らないんだよね・・・(;・∀・)
『カルテット』『いつ恋』に見るセリフや名言の数々
そんな中でもここ最近の坂元裕二脚本の作品はセリフの一つ一つにインパクトが残るものが多い。
世間ではこのセリフを名言とも呼んでいますが、たしかに名言だな~と感じること・・・あります!
その辺を振り返っていきましょう。
2016年の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』より、
恋愛ってさ衣食住の順番でくるの。恋愛は最初は着るものなの。で次に恋愛は食べるものになって、最後に住むものになるの。私もう着る恋愛はいらないの恋は食べるの
主に恋愛の描写が多かったこの作品。
なかなか坂元裕二ワールドを感じさせるセリフだなと思います。
何かの例えも上手いね。恋愛と衣食住は確かシンクロしていると思いましたよ(-_-;)。
しかし、このドラマはなんと言っても坂口健太郎くん演じる晴太がかなりの名言製造機でした。
『東京は夢を叶えるための場所じゃないよ。東京は夢が叶わなかったことに気づかずにいられる場所だよ。』
『付き合ってるには二種類あるんだよ。好きで付き合ってる人たちと、別れ方がわからなくて付き合ってる人たち。』
『どこにでもいる子になりたくない子って、どこにでもいるよ。』
恋愛だけじゃない感じが好きです。
しかも、会話というか語りかけるようにこのセリフを放つから響くんだよね(´・ω・`)。
いつ恋をリアルタイムで観ていた時はいつも坂口健太郎くんの言葉には胸打たれました。
では、カルテットに行ってみましょう。
こちらは初回放送から名言を言いそうな仕掛けをたっぷり組み込んでいた感があったので凄く期待していました。
その中で僕もよく使う名言を松たか子さんが発言していました。
人生には3つの坂がある。のぼり坂、くだり坂、そして・・・まさか。
同じく、松たか子さんのセリフのなかで、
泣きながらご飯食べたことある人は生きていけます
このようなものもありましたが、すごいよ。こんな言葉が出て来ることってすごい。
聞いた時鳥肌たったもん。
また、恋愛系名言は吉岡里帆さんが言い放ちました。彼女はぐさっと来ること言いそうです。
女からキスしたら男に恋は生まれません
なるほど!!
やはり男からキスをするべきなのね!!
確かに女からされても恋にはならないな(´・ω・`)。
こうやっていろいろセリフの中から教訓にもなる坂元裕二脚本の作品。
特に近年のドラマはなかなかおもしろいものになっています。
ちなみにカルテットの視聴率はそんなに良くないことがネットニュースで取り上げられているの知ってます?
大体そういうときって世間も概ね同意なはずなんですが、
このドラマに関してはニュースに対して視聴率とは裏腹に作品への評価がすこぶる高いコメントが多く寄せられているんですよ。
こういうの見ると、視聴率と満足度に何か大きな溝が生まれているんじゃないかと考えさせられます。
視聴率も大事なのはわかるけど、もっと視聴者の満足度にもメディアが価値を見出せたらと思いました。