マッチングアプリは出会いの手段として非常に便利なツールだと考えています。
スマホさえあれば気軽に異性とメッセージをやり取りし、共通点があればデートができるため、人気のある男性にとっては多くの出会いのチャンスが眠っていると言えます。
しかし非モテ男性の場合、そう上手くいきません。
もちろん異性と出会おうとすることは意味のある取り組みだと思います。ただし、マッチングアプリを使うことが効果的かどうかは別の問題です。
なので、出会いに恵まれない男性はマッチングアプリのデメリットを理解した上で、上手に利用してほしいと思っています。
この記事では非モテ男性に起きがちなマッチングアプリのデメリットを5つまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
マッチングアプリのデメリット
マッチングアプリは人によってはメリットも多いですが、逆もまた然りです。
女性の場合はメリットの方が多かったりもしますが、非モテ男性だとデメリットが圧倒的に多いです。
それらを5つにまとめると
- マッチしない
- メッセージが続かない
- デートしても次に繋がらない
- 自信がなくなる
- 出会うことが面倒くさくなる
といったものがあります。
マッチしない
マッチングアプリを登録してみたものの、まったくマッチしないことは非モテ男性によくあることです。
マッチングアプリの基本的な仕組みは以下のとおりです。
- 女性の写真とプロフィール情報をみて気に入った方に「いいね」を送る
- 女性のもとにあなたからの「いいね」通知が届く
- 女性はあなたの基本情報をみて興味があれば「いいね」を返す
- マッチが成立する
この流れです。おめでとうございます。
マッチとはお互いにメッセージのやり取りができるようになることを指します。
メッセージのやり取りができれば、あとは会う約束をしてデート…といった展開になるのですが、このマッチに時間を費やす男性が多いのです。これが最初のデメリットになります。
先ほど「男性が女性にいいねを送る」と伝えましたが、逆に女性から男性に「いいね」は来ないのかと思いますよね。はっきり言って来ません。
もちろん写真が好評だったり、プロフィール情報から魅力的な要素が伝わる男性には、女性からの「いいね」はたくさん届くでしょう。
しかし非モテ男性には、相手に興味持ってもらえる要素を兼ね備えていないため、数ある男性一覧の中から目に留まることはありません。ごくまれに興味を持ってくれる女性もいますが、ほとんどは男性側にとってタイプでないことが多いです。
まあ異性との出会いに縁がない男性はそんな贅沢なことを言っている場合ではありませんが、人間はどうしても高望みしてしまう生き物です。欲がある以上これは仕方のないことかもしれません。
いずれにせよマッチしない問題は、一般に広まっている「マッチングアプリ攻略法」のような情報を正しく実践すれば大丈夫かと思います。
個人的にはプロフィール写真がきちんとしていればマッチ率は多少上がるかなと考えています。
メッセージが続かない
ようやくマッチしてメッセージのやりとりができるようになりました。
しかし次に、メッセージで何を送ればいいのかわからないという問題が発生します。
具体的にいうと。
とりあえず相手のプロフィール情報からいくつか質問していたら、いつのまにか一問一答形式な会話になって全然盛り上がらない。仕事の話、趣味の話、休日の過ごし方どれもハマらない。「休日は何をしてるんですか?」と聞けば「ずっと寝ていますね」と返ってきてそこから話を膨らませられない。てかずっと自分が質問してばかりで相手は自分に対して何も聞いてこない。え、なんでマッチしたん?
こういったことがよく起こります。
メッセージのやりとりはコミュニケーションなので、正直相手側も興味を持ってもらわないと会話が成立しません。
しかし、残念ながら相手はあなたとだけメッセージのやりとりをしているわけではありません。ほとんどの場合、他に複数の男性と同時進行でメッセージのやりとりをしています。
もしかしたらその女性は、あなたの他に10人の男性とメッセージのやりとりをしていて、あなたが一番優先度の低い可能性もありますよね。だとしたらメッセージの反応も薄くなるし、そのうち返信も来なります。
つまり、マッチしたとはいえ最初の段階である程度の勝負は決まっているのです。
もちろん最初のやりとりで女性に興味を持ってもらえれば良いのですが、非モテ男性にそのようなスキルはないので、そこからメッセージのやりとりだけで形勢を逆転させるのはなかなか難しいものがあります。
デートしても次に繋がらない
どうやら相手との相性がよかったのか、メッセージのやりとりが盛り上がってデートの約束を取り付けられました。おめでとうございます。
デートできるところまでいければ、マッチングアプリをやった甲斐があるといったところでしょう。これまで女性とあまり縁のない人生を送ってきた男性が珍しくデートをするわけです。気持ちが上がりますよね。
女性側もあなたに興味がなければわざわざ時間を使って会おうとは思いません。なのでこの1日で次につながるデートをしていきましょう。
…と言いたいところですが、このデートが終わったらそこでメッセージのやりとりが途絶えてしまうことは非モテ男性によくあります。
なぜなのでしょう?
よくある女性視点で考えられるものをまとめると
- プロフィール写真との違いがありすぎた
- デート中会話が全然盛り上がらなくて沈黙の時間が続いた
- 店員さんへの態度が大きかった
- 自分の話ばかりでつまらなかった
- 清潔感がまったくなかった
などあるかもしれません。
メッセージ上では相性がよいと感じても、実際に会ってみると「ちょっと違うかも(微妙かも)」と感じることもあるでしょう。これは男女どちらにも言えることです。
もしくはすでに他の男性ともデートしていて品定めされていたかもしれません。
一方では、「◯◯さんとのデートは最高だったな~!最寄りの駅までポルシェで迎えに来てくれてドライブデートからはじまって、海の見えるおしゃれな一つ星レストランでランチを済ませたら美術館を巡って、夜はクルージング船に乗ってスパークリングワインで乾杯!あ~またあの夢のような時間を過ごしたいわ」
もう一方では「〇〇さんのデートは無いな~。お昼に落ち合ってからランチどうするかって話でラーメン屋に行くんだもんな。ゆっくり話せないじゃん。しかも家系だし、匂いが気になる…」
マッチングアプリ上でここまで差があるデートを経験している女性もなかなかいなそうですが、どんなデートをしたとしても誰かと比較されていることは否定できません。そしてモテと非モテではデートで大きな差が生まれやすいです。
相手が自分としかメッセージのやりとりをしていないのであれば次の可能性も見えてきますが、そのケースはまれです。
しかもマッチングアプリは2人以外の人間関係の繋がりがありません。それがメリットではありますが、そうするとメッセージが終わった場合2人の関係は消滅してしまいます。友達同士で集まったときにたまたまいて、再び関係が盛り上がるみたいなこともありません。またふりだしに戻るのです。
そうならないためにも、コミュニケーションスキルと女性目線の考えを持つようにしておきましょう。ちなみに初デートは2~3時間くらいで終わらせるのがいいです。
自信がなくなる
デートをしたけど脈がないことを感じとると自分に自信がなくなります。正確にはもともと無かった自信がさらになくなってしまうことでしょう。
ですが非モテ男性がマッチングアプリをやるとこのようなことが何度も起こります。
SNSのタイムラインには【かなこ/24歳/事務職/一人暮らし/お酒飲む/すぐ会いたいタイプ】みたいな男性からしたら魅力的なプロフィールと共に可愛い顔した女性の写真をセットにした広告が流れてきます。
まずそのような女性と出会うことはほとんどないんですけど、非モテ男性は「俺にもこんな彼女ができるかも!」と希望に満ち溢れた状態でアプリの登録をするわけです。
アプリをはじめた当初は「女性がこんなにいるんだから俺でも1人くらいは好きになってくれる人が現れるだろう」と楽観的にとらえていたけど、「マッチしない」「マッチしてもメッセージのやりとりが続かない」「ようやくデートできたけど次に繋がらない」なんてことを繰り返していると次第に「え?マジで俺って誰からも必要とされてないんじゃないの…」と落胆する男性も多いです。
でもこれが現実なんです。
もちろん広い視野を持てばあなたを必要としてくれる人はいます。恋愛だけがすべてじゃないので自信をなくす必要はないと思います。
ただ当初のやる気に満ちた頃の自分と比べると、今の感情はまったく変わっていることでしょう。
それに滅気ずにまたマッチする相手を探せるのであればいつか運命の人と出会えると思います。
出会うことが面倒くさくなる
ここまでくると「マッチングアプリやるの面倒くさい」と思う人もいます。
だって、またふりだしに戻ってマッチする相手を探して、仮にマッチしたとしてもまた同じような反応が悪い相手とメッセージのやりとりをして、理想をだいぶ下げて5人目くらいにマッチした相手とようやくデートする約束をして、いざデートをしてみたはものの何か手応えを感じられず、次のデートの誘いをするもなんか予定がどうのこうのではぐらかされて連絡が来なくなる…の嫌じゃないですか。
人によっては「最初に出会った人にもっとアプローチしていればよかった」と、後悔の念が生まれたりするかも知れません。
どのみち心はズタボロで自信もなくした非モテ男性が、また気持ちを新たにマッチングアプリを開くエネルギーは残っていません。
俗にこの状態を「マッチングアプリ疲れ」と言います。あなたはどうですか?
マッチングアプリにはひとつだけメリットがある
ここまでマッチングアプリのデメリットを紹介してきましたが、メリットもあります。
それは、自分の恋愛市場価値がわかることです。
マッチングアプリってはじめて登録したときってワクワクしましたよね。リアルの繋がりがある世界で恋愛するのは苦手だったけど、誰も自分のことを知らない、誰にも邪魔されない環境で、新しい自分として女性と出会えば彼女ができるかもしれない。
そういう希望を持ってアプリをスタートさせる方は男女共に多いです。
しかし、実際のところ3ヶ月も経つと上手く行かない現実に直面します。株式会社ネクストレベルのアンケート調査では、「マッチングアプリをはじめてから辞めるまでの期間」でもっとも多いのは1ヶ月~3ヶ月だそうです。
人によってばらつきはあるものの、はじめて1週間以内にマッチしてメッセージのやりとりを2週間ほどする。実際に合う約束をしてから初デートまでに1ヶ月~2ヶ月で実現できそうです。
ここで2回目のデートに進める人、初回デートで上手く行かず新たな相手とマッチを試みる人、1ヶ月メッセージのやりとりをしているけど会えない人、まだマッチすらしていない人と出てきますが、モチベーション的にも3ヶ月が辞め時のラインなのは納得できます。
するとここで多くの人が自分の価値について考え出すと思うんです。
- 自分って思ってるより清潔感無いんじゃ
- この年収じゃ興味持たれないのか
- メッセージのやりとりが続かないけどコミュ力まじで皆無
- 初デートでダメってことは実物に幻滅したのかな
- いつまで経っても2回目のデートができないのは男としてヤバイ
- このレベルの女性にも相手にされないのがしんどい
- アプリ辞めたいけど辞めたら誰とも出会えそうにない
- 最近仕事以外はずっとアプリで恋人探してるけどこれでいいのだろうか
- 誰からも必要とされないのは寂しすぎる
そういったアプリをはじめる前と比べて自分を見つめ直すようになるはずです。
つらい気持ちだと思いますが、これはとても大切な時間になります。
なぜならここで恋愛市場価値を知れるからです。
よく「社会人には出会いがない」と言われていますが、マッチングアプリであれば出会いは作れますよね。しかし、アプリ内でも出会えないのであれば、それは自分に価値がないことを認めざるを得ません。
非モテ男性の気持ちに少しだけ宿る「本気を出せばモテるかも…」という幻想は打ち砕かれるのです。
ただし、ここで認めることができればあとは改善していくだけです。
むしろマッチングアプリで改めて自分がモテないことを実感できてよかった、とポジティブにとらえるほうがいいかもしれません。逆に、なぜ自分はモテないのかを考え行動に移すことで、あなたは今からでもちょいモテになることは十分可能でしょう。
そのための第一歩は自分の恋愛市場の価値を知ることです。
それが分かれば、あとは自分が有利な場所で出会うように演出すればいいのです。
それがマッチングアプリなのかまた違う環境なのかは人それぞれですが、何よりも「自分を知る・認める」をしてみてくださいね。
コメント