恋愛における心理学は非モテ男性だとしても覚えておいて損はありません。
はじめに伝えておきますが、今から紹介する心理学を使えばどんな女性でも口説けるわけではないです。
前提として女性側がこちらに興味を示しているときにこれらは最大限の効果を発揮するので、非モテ男性はまずはモテる努力をしてください。モテるための具体的な行動は以下の記事をご覧ください。
今回の記事では、女性と接する機会が発生する状況下で相手から好印象を抱かせる心理学をまとめたので、ぜひうまく活用してみてください。
覚えておいてほしい5つの恋愛心理学
恋愛に役立つ心理学はあげればキリがないので、ここでは5つに絞って紹介していきます。
それが、
- 社会証明の原理
- 共感の原理
- 一貫性の原理
- 返報性の原理
- 希少性の原理
です。
一つずつ紹介していきます。
社会証明の原理
『社会証明の原理』とは、他人が自分以外の人や物事を好意的に評価することで、それに対する信頼や好意が自然と生まれる心理学的な原理です。
男女の集まりの場でその場にいない男性を褒めたりすると、その人物に対する女性の関心も高まることがあります。
たとえば普段自分のことを話さないタカシという男性の話になったとき、その場にいる友人が「タカシは、毎日10km走って筋トレも習慣的にやっているからムキムキだし、当時は野球部のピッチャーやってた上に頭も良かったから学生の頃からよくモテてたよな~」みたいな話をすると女性はタカシに対して好意的な印象を持つようになるでしょう。
タカシがミステリアスな男性であればあるほど、そのギャプに魅力を感じやすいですね。
逆にここでタカシの悪い話をしてしまうと、タカシの印象も下がるだけでなく友人の印象も悪くなります。こういうときに相手を褒められる人間でいることも女性からは印象がよくなるので、普段の言動は気をつけておきましょう。
また、仕事や趣味などで社会的に成功しているとそれも社会証明の原理の一例ですね。
俗に言う「成功者」と呼ばれる人物は、それだけで女性から一目置かれる存在になります。IT経営者が女優と結婚できたり、サッカー日本代表選手がモデルと、プロ野球選手は女子アナと結婚したりできるのはその分野で素晴らしい功績を収めているからです。非モテ男性にはぐうの音も出ません。
しかし、そのような大それたことをしなくても身近なところで社会的な成功を証明できます。
たとえば地域のイベントやボランティア活動に積極的に参加し、そこに関わる人々の間で尊敬される言動や行動を心がければ、それが彼の魅力となり女性からも好意を持たれやすくなります。
これはボランティアスタッフのリーダーになるだけで効果があるので、もしそのような機会があれば勇気をだして自らリーダーに立候補してみてください。
集団のトップに立つだけで女性はそういう男性を「責任感がある」「スタッフからの人望がある」「トラブルの対応もできる」「人々をまとめる統率力がある」と、プラスの方向に脳内で変換してくれます。
このように自分自身を活かし、周囲からの評価を得るために積極的に行動することがこの原理では重要です。
共感の原理
『共感の原理』は、相手の感情や立場に理解を示すことで相手との絆を強める心理学的な原理です。
「女性は共感の生き物」とよく言われているように、共感は女性にとって戦いに勝つことや問題解決よりも大切なことで、共感欲求は男性の想像をはるかに超えて強いと言われています。共感してもらえればストレスが減衰し、明日からもまた頑張れるというのが女性の思考回路です。
これを恋愛心理と置き換えると、男性は女性に対して共感を示すことで、相手は男性に対して親近感や信頼を抱く可能性があるということです。
たとえば、上司との人間関係で悩んでいる女性がいたら、男性はただ耳を傾けて彼女の気持ちを理解しようとする姿勢を示すことで、彼女はその男性に対して自分を受け入れてくれると感じ、安心してくれます。
「本来であれば取引先と私の間に上司が入るべきなのにまったく放置されている」、「上司が取引先にメールするときなんで私をccに入れないのかわからない」といったストレスを感じているなら、男性は「それは職務怠慢だよね、部下の業務を円滑に進むためのサポートに入るのも上司の役割だし、連絡事項は共有しないとトラブルになるよね。」といた感じでそのストレスを理解し、共感の言葉をかけることで彼女はその男性のそばにいたいと感じるかもしれません。
さらに共感は言葉だけでなく、行動でも示すことができます。
彼女が何か困難な状況に直面しているときに、男性が積極的に手助けを申し出ることで、彼女はその男性に対して感謝と尊敬の念を抱くでしょう。
Wifiの設定やスマホ・PCの設定といったデジタル系の対応や、電球を替えたり重い荷物を運んだりするような力を使うことは男性が手助けできる部分ですよね。
この原理を活用するためには相手の感情や立場に関心を示し、その人が抱える問題や感情を真剣に受け止めることが重要です。相手の気持ちを軽視せず、共感の言葉や行動で相手に寄り添うことで男性に対して心を開き、信頼を寄せるようになるでしょう。
一貫性の原理
『一貫性の原理』は、人々が自分自身や他者に対して一貫性のある行動や態度を期待する心理的傾向を指します。
女性は、日常生活でも一貫して誠実で信頼できる行動を取る男性に対して安心感を抱くことがあります。
たとえばタカシが「時間を守る」「人の悪口を言わない」「常に感謝の気持ちがある」といった一貫性のある考えを持っていたしましょう。
すると彼が女性とデートをした際にとる行動は、デートの待ち合わせ場所に行くと先に入って待っていてくれる、いつもポジティブな話で楽しませてくれる、お店に入った時の店員さんへの対応がスマート。といったシーンが考えられます。
このような行動を3回でも守られていれば、相手からの信頼は高まります。
また、一貫性は価値観や信念に関しても重要です。
たとえば「何事も3ヶ月は継続する」という自分の価値観や信念を持っているなら、読書習慣をつけたり、英語の勉強をして語学力を向上させたり、ゼロからピアノをはじめて1曲弾けるようになったりすることで、彼女はその男性の信念を尊重し、考え方や行動に共鳴する可能性が高まります。
この原理を活用するためには、言葉と行動が一致していることを常に意識し、常に一貫性を保つことが重要です。
返報性の原理
『返報性の原理』は、他者からの善意や行動に対して、それに応じてなんらかの形で返答する心理的な原理です。
男性が女性に対して親切な行動を取ることで、その女性は同じくらいの親切を返したり、感謝の言葉や行動を示すことがあります。手紙やプレゼントを贈ると、女性は感謝の気持ちを込めてお返しをしたり、また同じくらいの親切を示したりするかもしれません。
関係性によって捉え方は変わるのですが、相手の誕生日にDiorのアディクトリップマキシマイザーをプレゼントした場合、自分の誕生日にクラフトビールのギフト券をプレゼントされるような感覚です。どちらも5000円しないくらいの金額なので同等のプレゼントが返ってくるのが一般的かと思います。
これは日本人の日常的に根付いている「受けた恩は返したい」という社会の中で培われた本能的な心理ですね。
また、感情的な面でも返報性の原理が働きます。
女性が困ったときに助けてあげたり、精神的不安定なときに一緒にいてあげたりすることで相手もサポートを返そうと思うようになります。
共感の原理と近いところはありますが、返報性の原理は「Giveの精神」があって成立するものです。
たとえば大手居酒屋チェーン店は2020年のパンデミックで経営不振になり、閉店に追いやられた店舗が数多くありましたよね。
しかしそんな中でも、30代のママがひとりで経営している一部スナックは、クラウドファンディングで支援を募ったお陰でその困難を乗り越え、さらに例年よりもお店に訪れるお客さんが増えています。
なぜならそのスナックに飲みに来ているお客さんは、これまでママとこのお店で楽しい時間を過ごさせてもらっている恩があるからです。
おそらく大手居酒屋チェーン店がやってもお金を集めることはできなかったことでしょう。
お客さんに長年Giveをしまくった結果、地元の人達から愛されるようなお店になり、信用貯金が貯まっていったのでクラウドファンディングでその恩を返せるタイミングがきたのです。
この原理を活用して男性は女性にGiveをしまくりましょう。
そのためには自分から他者に対して親切や愛情を示すことが重要です。相手に対して積極的に手助けをしたり、感謝の言葉を伝えたりすることで、相手は同じようにあなたに対して親切や愛情を示そうとする可能性が高まります。
希少性の原理
『希少性の原理』は、何かが希少であるほどその価値が高まるという心理的な原理です。
共学高校で男女比率が5:5だと男女ともに希少性は生まれませんが、女子の割合が7:3で多くなった場合男子は学校内で希少性が高くなります。
会社においても、社長と社員であれば社長に希少性が生まれ、芸能人と一般人であれば芸能人に希少性が生まれます。
そして特に男性の場合、希少性が高いほどモテます。これは女性が期間限定や数量限定といったワードに弱い傾向を持つからです。
冬のバーゲンセールに飛びついてしまうのも、一点ものに惹かれて高級ブランドジュエリーを購入してしまうのも希少価値がそこにあるからです。
なので、そのベクトルを自分自身に向けさせることで魅力的な男性に仕立て上げられます。
一番簡単な方法は「モテる自分を演じる」ことですね。女性はモテないイケメンよりも、モテる普通の男性に魅力を感じます。なぜならモテること自体が希少性の高いことだからです。
「多くの女性にモテる」→「モブキャラと比べるとそれだけ魅力がある」→「女性との接触頻度が高い」→「経験値が高いから自信に満ちている」→「女性にも困っていない」→「困っていないから余裕がある」→「余裕のある男性は女性の好物」という結論を出すので、モテているだけで有利なのです。
つまり、実際にモテるかどうかは置いといて常に女性に困っていない「自信」と「余裕」を醸し出せていれば問題ありません。
もしくは、社長や芸能人といった「替えの効かない存在」になることで希少性は抜群に発揮できますが、そこを目指さなくても、替えの効かない存在には誰でもなれます。先ほど社会証明の原理で話したボランティアに参加してスタッフのリーダーになることもそうです。
その他大勢になるのではなく、一歩抜きん出ることで希少性は一気に高まるのでぜひ積極的に行動してみましょう。
非モテ男性は社会証明できる実績と希少性を持つことが大切
ここまで5つの恋愛に役立つ心理学をお伝えしてきましたが、特に非モテ男性にとって大切だと思うのは「社会証明の原理」と「希少性の原理」でしょう。
なぜなら、この2つが”多くの女性からモテることに関しては”非常に強い効力を発揮するからです。
社会証明でいえば早い話「人気者」になればいいだけです。
もちろん、ここでいう人気とはジャスティン・ビーバーみたいな世界的な人気者のことではありません。
「この界隈で知らないひとはいない」という存在になるだけです。
たとえばあなたの地元にも有名なヤンキーっていると思います。そのヤンキーは全国的にみたら知名度なんてありませんよね。
しかし、地元民にとっては「◯◯学校で△△をした□□ってヤツ」みたいな情報とセットで、長年語り継がれていることもあります。
僕も地元を離れてもう20年以上経っていますが、今でも中学校の卒業式前日の夜に校舎の窓ガラスを壊して回る尾崎豊みたいなことリアルにやった、一個上のT先輩のことは覚えています。
これは悪い名前の広がり方ですが、悪名は無名に勝ると言うように実際T先輩は女性からモテていました。地元の女性限定ではありますが、それでもモテている事実がそこにはあります。
ゲーマー界隈でも人気者はモテます。
プロゲーマーのたぬかなさん曰く、プロゲーマーの世界ではゲームの強いやつがモテるそうです。強ければ嫌でも人気になるし、たしかにゲーマーとグラビアアイドルが結婚する事案は定期的に発生するので、強者が勝つのは原則原理として筋が通ります。
仮に「ストリート・ファイター シリーズ」で、ヨガファイヤーとか使うダルシムの使い手ランク1位になったら、同じ界隈の女性ゲーマー勢からモテるわけです。
このように知る人ぞ知る場所で人気者になると、それだけで女性は尊敬の念を抱きそれが次第に恋愛感情になるのです。
そして特定の場所で人気者になれるということは、替えが効かない存在でいられるので希少性も高まりますよね。
もしこれが世間一般的な女性を対象とした場合、地元でヤンキーだったとしても、有名なダルシム使いだったとしても、あまり相手には響かないでしょう。
なぜなら自分事として興味の無い世界だからです。
世間一般的な女性にモテるには、スポーツで日本代表入するとか、地上波連続ドラマに出演するとか、M1グランプリでファイナリストに選ばれるとかしないといけません。
これが社会に証明できる実績であり、誰も簡単に真似できない希少性の価値です。
でもこれってかなり難易度高いですよね。
だからなるべく閉鎖的な環境でトップになり、希少価値の高い人物になるほうが”モテることに関しては”効率的なのです。ここでは容姿やコミュニケーション能力といったものは外の世界とくらべるとそこまで重宝されません。
それよりも「何者であるか」を語れること、そして「それが響く相手であること」が重要です。
非モテだけどモテたいのであれば、特定界隈で知る人ぞ知る人物になることを目指してみてください。
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